気ままな旅行記録

山陰本線全線走破の旅

 今回は、山陰本線全線走破という夢を果たすのが目的の旅でした。行程は4日間で、いつものように青春18きっぷによる乗り継ぎの旅です。ただ、今回の旅は、目的地がはっきりしていないためもあり、写真撮影のポイントもはっきりしませんでしたので、極端に写真が少ないですが、ここに掲載できるのも3枚だけです。


夜景
 一日目の朝10時に「名古屋」駅を出発する快速で旅は始まります。「米原」などで乗り継ぎ、「大阪」で一旦途中下車をします。ここでは、昼食をとりがてら、周辺をぶらぶらして、16時に「大阪」を出発して、東海道線を西進し、神戸の「元町」駅で、その日の移動は終わりです。「旅の窓口」で予約したビジネスホテルにチェックインした後、もう一度東海道線を逆に戻り、「六甲道」駅からバスに乗り換えて、六甲ケーブルで山上展望台に到着しました。その日の天気は良かったんですが、平日だったせいでしょうか、ケーブルカーの乗客も展望台での観光客もまばらだったのが印象的でした。長崎や函館の時の展望台での記憶と比べると、何だか寂しい感じがしました。

 二日目は、地下鉄で「新神戸」まで出て、JR西日本が誇る500系新幹線乗車の体験です。僕たちにとって、一度は乗ってみたいと思った500系ですので、青春18きっぷは一時的にお休みです。新神戸を出た500系車両は、「姫路」を通過するあたりで、待望の最高時速300km/hを記録しました。その時には、車内放送でもその事を知らせてくれます。期待した通り、車窓からの流れる景色は圧巻でした。
 「広島」で500系を降り、在来線に乗り換えて、「宮島口」に向かいました。青春18きっぷで乗れるただ一つの航路である「宮島航路」に乗り換え「宮島」に向かいます。ここでは、参拝をしてくる予定でしたが、乗り継ぎ予定の中での滞在時間が短かったせいで、参拝は見送るハメになりました。初めて行く観光地ではよくある失敗です。写真は「宮島の乗船場」です。
 「宮島口」から「徳山」まで在来線を西進し、「徳山」から「新下関」まで再度、青春18きっぷを使わず新幹線「こだま」を使い更に西進しました。こちらの新幹線車両はJR東海の車両と違い、カラフルに塗られた懐かしの0系車両でした。
 「新下関」で下車し、在来線で隣の「幡生」駅に移動して、今回の旅の目的である山陰本線の乗り継ぎが始まります。「幡生」で入線してきた山陰本線の列車は、隣の「下関」発でした。ということは、「下関」まで行って乗り換えるべきだったということです。まあ、これもちょっと失敗かな?という感じでした。
 山陰本線での最初の乗り継ぎは「小串」です。その後、「長門市」で乗り継ぎ、「東萩」に到着し、その日の旅は終わりです。ここでは、今回の旅で一番豪華なホテルに泊まりました。しかし、「旅の窓口」で予約しただけあり、和室が朝食付きで一人7000円という安さでした。


宮島の乗船場
 三日目は、朝から予定変更です。7時からの朝食を予約していたため、「東萩」発の計画の列車に乗れず、一本遅らせた結果、その先の「出雲大社」の参拝ができない状態になりました。山陰本線は区間によって本数は少なく、「東萩」発は、9時39分になってしまいました。その後、「益田」、「浜田」で乗り継ぎ、「江津」で裏技の「ワープ」を使います。「ワープ」とはその後の乗り継ぎをうまく活かせるため、わざと青春18きっぷを使わず、上級列車を使うという技です。ここでは、特急「スーパーまつかぜ」を使いました。
 「出雲市」で、特急を下車し、「米子」で乗り継ぎ、「鳥取」に到着し、その日の旅は終わりです。僕たちは、「鳥取」駅近くのビジネスホテルにチェックインしました。

鳥取砂丘
 四日目は、三日目に「出雲大社」に行けなかった代わりに、「鳥取砂丘」へ観光に行くことにしました。「鳥取」駅からバスに乗り、「鳥取砂丘」に降りた時には、なんと雹が降っていました。なんか今回の旅は、観光の運についてない気がします。砂丘も雪山と化していました。
 僕たちは、ほとんど観光した気がしないまま、「鳥取砂丘」を後にしました。「鳥取」駅発は10時58分です。「浜坂」で乗り継ぎ、列車は、山陰本線のクライマックスである「餘部鉄橋」を渡りました。しかし、あっという間の出来事で、天気も良くなかったため、壮大な眺望を楽しむことはできませんでした。
 その後、「城崎」(現・城崎温泉)、「福知山」で乗り継ぎ、「京都」に到着し、長かった山陰本線の全線走破は終了しました。
 「京都」からは、行きと同じ東海道線を使います。「米原」で新快速に乗り継ぎ、20時40分「名古屋」に到着しました。
 今回の旅は、あまりうまくいったといえない旅でしたが、その色々なハプニングも僕たちにとって、旅のいい思い出になりました。



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